長男堂だより 2026.1.1
20年目の長男堂。自分でもわからない情報やお知らせをまとめてみました。
値上げについて
ここ数年物価上昇が止まりません。
もうすでに(赤字になっていないものの)お弁当やおにぎりの値段はほぼボランティア状態。
スタッフや友人などから「早く値上げしないとお店つぶれるからね!」と言われ続けています。
値上げ…
値上げしようと思うたびにチクチク胸が痛みます。本来値上げしない方が胸が痛むはずなのに。
知らないうちに東京都の最低賃金は60円以上も上がっていて、スタッフの時給支払いも首を絞めてきます。ならばなおさら値上げを…チクッ!この胸の痛みの原因を探ってみました。
自分が育ってきた環境が裕福とは言えない大家族だったので、いろいろ我慢を強いられる場面は多々ありました。しかしながら家では米も野菜も作っていて、お肉は山から(マタギだよ)穫って来ていたので、食生活はとても健康的でした。おかげで心身共に元気に育ちました。
この現代の東京ではどうでしょう。身体に良いものは高い。肉も魚も野菜も。安いものといえばカップ麺や菓子パン。ちょっと奮発してコンビニやスーパーのお弁当。顔色が悪くなりそうなものばかり。この東京砂漠で身体が元気でなければ心も元気になる訳がありません。
長男堂は特別な日に使って欲しいわけではなく、日常的に使って欲しいお店と思っています。
これ以上の値上げになったら日常使いが難しくなるだろうと想像できます。
しかし、店が潰れてしまっては意味がない。
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当店スタッフにはまだ子育て世代のお母さんがいます。
何でもかんでも値上げ。家族の食事に加え、学校のさまざまな費用もバカになりません。
朝から晩まで働いても自分の欲しいものややりたいことは後回し。
お母さんてすごいな、偉いなと思っては見るものの、自分はお気楽な一人暮らし。少子化対策にも協力できずにここまで来ました。もし自分に子どもがいたならば、今の収入(売り上げ)から子どもに使わなければいけないお金が必要になるはずです。
子どもを例にあげましたが、他には年老いた家族がいたり、病気や何かで働けない事情の家族がいるかもしれません。
自分はとにかく元気で(今のところ)働こうと思えばいくらでも働けます。そして面倒を見なければいけない人もいません。ならば長男堂のお客さんで少しだけ困っている方がいたとして、その方々にお金を使いたいと思ったのです。当店を選んできてくださる方々に。
今の店の状態をボランティアと言いましたが、もうボランティアでいいじゃないの!と思ったのです。
毎日必死に自転車を(立ち漕ぎで)漕ぎ続けていると、店が回っているかいないかも分からず。
でも続いているということはなんとか回っているはずです。
だったら私が元気なうちは漕ぎ続けていればいいじゃないの!ってな訳で、少子高齢化を加速させている身であり、少しの罪悪感のもと、少しの社会貢献ということで、赤字に気付くまではこのまま(値上げのときはすぐにやってくるかもしれませんが)お値段を据え置きにします。
良い人ぶって書いているようにも見えますが、値上げしたくないもう一つの理由は、値段を全部描き直すのが面倒なだけもあります。
あとやっぱりすごくがんばっている当店スタッフの姿を見ているので、何か力になれないかと、彼女のおかげも大きいです。がんばっている人は誰かがちゃんと見ているんです。
庶民の味方ではありますが、もっとお金を出してもいいよー(あくまで〝いいよー″って思ってくださる)という特注弁当ご注文の方。特注弁当の下限は税込1,080円ですが、上限はございませんので、財力のある方のご注文をお待ち申し上げております。
原価のかからない(料理を作る以外の)仕事があったらいいなぁ。
ヘタク…味のあるネコの絵とかなら描けるんだけどな(ボソッ)。
とにかく私が働けなくなったら終わりなので、心身共に元気でいるためにも
2026年から水曜日は不定休とさせていただきます。
そうそう…それにしても海苔がとんでもない値上げで、おにぎりの海苔は幅が狭くなっています。
申し訳ナス…。
割り箸(他のお店のでもなんでも)の差し入れもうれしいです。



